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刃物台

基本操作 刃物台・・・rev.2

加工を行うために用いるバイトを装着するのが刃物台です。一般的には4つのツールが取り付けできる「4角刃物台」と呼ばれる物が多いです。

・バイトの取り付け

汎用旋盤では4つのバイトを取り付けることができますが、小型旋盤では刃物台のサイズが小さいため、2本程度までしか取り付けられません。バイトの脱着を行うと原点の合わせなしが必要になるため、段取りをよく考えて行う必要があります。

・短手方向

取り付けボルトがバイトの中央に来るよう位置に気をつけます。特に内径用バイトの場合は平面が狭いこともあるため注意します。

ボルトのかかりが浅いとバイトの固定が弱くなりビビリの原因となったり、バイトが外れる危険などがあります。

以下の写真のようにしっかりと固定できる位置にしましょう。

・長手方向

干渉する場合を除いては先端からできるだけ短い位置で固定するようにします。

以下の写真のように突き出し量が長すぎるとビビリの原因になります。また、高負荷での切削を行った場合、バイトが変形してしまうこともあります。

干渉によりどうしても長い突き出しを行いたい場合は軽負荷での切削を意識して慎重に加工を行いましょう。

・スケイタの位置

芯高の調整に用いるスケイタの位置にも注意します。

以下の写真のように、長手方向位置は刃物台より若干飛び出すようにします。逆に入り込んだ位置になると一番左側の固定ボルトが空いた隙間を押し込んでしまうためバイトが曲がってしまいます。

また、写真のような長さのスケイタの場合、固定する刃物台ボルトは2本のみとします。3本目のボルトも締め込んでしまうと、スケイタの長さが足りないためバイトが曲がってしまいます。(バイトの固定は先端の2本で十分です)

・クイックチェンジ刃物台

クイックチェンジ刃物台は最大でも4本しか取り付けが行えない4角刃物台の制限をなくした刃物台です。

また、心高の調整がボルトで容易にに行えるためスケイタで管理する必要もなくなります。





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