機械のメンテナンス 自動送り
自動送り周りはメカニカルな部分が多いため、各部分のメンテナンスが重要です。
・ギア周り
自動送りはギアが多く、大きな切子などが絡むとギアの破損を招いてしまいます。また、自動送りギアが金属製の場合、油による潤滑も必要になります。
以下の写真はPSL400の自動送り部分ですが、PSL450やPSL550の場合、このギアが金属製のため注油を行う必要があります。
・軸回り
どの機械にも共通の部分で、軸部分への注油が必要になります。この部分が焼き付いてしまうと主軸へ大きな負担がかかり、ギアの破損につながることもあります。
かなりの高回転で動作する部分ではないので頻繁に行う必要はありませんが、自動送りをよく活用する場合は注油を心がけましょう。また、ギアの交換の際には塗布するようにしましょう。
・その他の可動部
自動送りレバーの摺動面にも油を塗布すると動きがスムーズになります。こういった場所へはISO-VG68番の油が入り込み辛いので、スプレー式の潤滑剤なででも問題有りません。