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テーパーねじ切り

テーパーねじ切り

管用テーパーねじを製作するにはテーパー形状のねじ切りが必要となります。しかし、汎用旋盤でのねじ切りは自動送りを使用しなければいけません。それがテーパー形状となる場合、更に難しくなってしまいます。

・汎用旋盤でテーパーねじは切削可能

旋回台を使用したテーパー加工でねじ切りは行なえません。汎用旋盤でテーパーねじ切りを行いたい場合、心押台を使用したテーパー加工にて行う必要があります。

ねじ切り、心押台によるテーパー加工については各記事を参照ください。心押台を用いたテーパーねじ切りについてのポイントをいくつか解説します。

・重切削は行えないため、材料が限られる

そもそも心押台を用いたテーパー加工は両センター支持にてワークを固定するため、重切削向きではありません。また、ねじ切り自体も切削負荷が大きいため加工を行える材料が限られてきます。

鉄系・ステンレス等

→小径ねじであれば切込み深さが浅いため問題ありませんが、大径かつ大ピッチの場合は切削負荷が大きく、切込み深さが深くなるため切削は困難です。

真鍮・アルミ非鉄径等

→鉄系に比べ、切削負荷が小さく快削なため加工は行えるでしょう。ただし、アルミの場合は溶着が起きやすいため、切り込み量と刃先の冷却に気をつける必要が。

・テーパーねじ切りはNC旋盤にて

汎用旋盤でも工夫をすればテーパーねじ切りは行えますが、ワークの支持が強固に行えないため材料やワークサイズによってはうまく加工が行えません。

対してNC旋盤では往復台と横送りを主軸へ同時に同期して移動させることが可能なため、通常の3爪・4爪チャックによる支持にて加工が行えます。

NC旋盤によるテーパーねじ切りはCAMソフトを用いるため別途記事にて解説を行います。





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