初めにMACHのメイン画面から簡単に見てみます。※下記の画面はマッハを起動した後に表示される画面です。
※ここではわかりやすいように日本語表示に変換した画像を載せています。
実際の画面は英語表記なのでわかりにくい時はこのページを見ながら操作してください。
左上の緑の画面は読み込んだGコードの表示
右上の黒い画面はツールパス(CNCの動きの軌跡)を表示する画面
その間の0が並んだ画面はZYZ各軸の座標を表示・入力する画面
その左の赤枠のボタンは各軸に割り当てられたゼロ設定ボタンです。
通常作業での簡単な流れは、
という流れになります。
したがって普段使用するボタンは基本的に
の4つ程度となります。
このモードは主にGコードによる自動切削を使用しない場合に使用します。
つまり、CNCフライスをプログラムを入力せずに手送りフライスとして使用したい時に使います。
手送りフライスの代わりといっても、NCによるDRO(デジタル座標表示)つきの高性能自動送りになりますのでちょっとした加工では便利に使えます。
使用方法は、
MACH画面上でキーボードの[Tab]キーを押すと画面右側から図のようなジョグ画面が表示されます。これはマニュアルパルスジェネレータをシミュレートしたものです。
※説明上ボタンを和訳していますので実際の画面は英語表記になります
現場では「テパ」などと呼ばれたりしますが「手パルスジェネレータ」を略したものです。
これはNC駆動用モータに任意のパルスを送るためのインターフェースの役目をし、目的は、
「NC各軸をプログラムを使わずに任意に動かすこと」です。
通常はキーボードやマウスで操作するので使用するボタンは図の白いボタンのみとなります。
基本的な使い方は
※Z軸はPage Up/Downキーが対応
のみです。
ジョグ減速率は△ボタンの+/-ボタンを押して5%単位で変更するか、直接数値欄にキーボードから入力することで指定できます。
これで機械のテーブルや主軸の上下を任意の速度で動かすことができます。
応用として、送りモードボタンを押してデフォルトの「連続」から「定量」に切り替ると一定量(定量単位欄に記載された数値分mmだけ)各軸を動かすことができます。
定量送りボタンを押すと送り単位の桁切り替えが可能です[0.001→0.01→0.1のように]。数値欄にはキーボードから直接任意の数値を入力することも可能です。
また、定量モードの際、[Shift]キーを押すと連続送りに一時的に変更可能です。
同様に、連続送りモードで[Ctrl]キーを押すと一時的に定量送りも可能です。