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[ 突っ切り ]

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突っ切りは、陶芸等で最後に茶碗を粘土から切り離すのと同じで、ワーク(被削材)の旋盤加工後、品物となる必要な部分だけを切り落とす加工です。
この加工は、突っ切りに用いるバイトの刃のあたり幅が広いため、機械側に厳しい加工です。
また、突っ切りバイトは刃の細い部分が長いため、折損の恐れが高くなります。
そのため、小型旋盤では、少しでも条件をよくするために工夫が必要となります。
バイト刃の素材的に硬いけれど折損しにくい靱性(粘り)の高い材質の刃を選択します。
チップ交換式の突っ切りバイトで採用されている超硬は固いですが脆いので、あまり鋭い刃をつけられないため切れ味を求める用途には向いていません。
切れ味が悪いと切削抵抗も増えるため小型旋盤での突っ切りでは避けたほうが良いでしょう。
小型旋盤の突っ切りには超硬ほど固くはないけど靱性に優れる刃の材料となるハイスが適しています。
※このことは余談ですが切削条件が厳しいネジ切りにも同じことが言えます。

実際の作業では、切削油を筆等で給油しながら、主軸回転数は低めに切削します。ワーク外周はバイトとワーク間の切削速度差が速いため特に注意が必要です。
切削がワークの中心にいくほど主軸回転数を上げるなどの工夫も必要です。
低い回転で少しずつ切削しながら、切削油が熱で気化する様子や手に伝わってくる振動や音等で切削状況を判断します。
ビビったような切削音がしたら共振しているので共振周波数を外すために主軸回転数を落とします。

切り落としの最後はワークが落ちるところにダンボール等で受けるなどして機械に直接ワークが落ちることを防止してください



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